炭酸ガスは、溶接用シールドガス・炭酸飲料・消化剤等、様々な分野で使用されているガスです。

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<特徴>
空気中で石油・石炭又は木材などの燃料が燃焼するとき又は
動物の呼吸、有機物の腐敗、発酵に伴って発生します。
一方、植物が二酸化炭素を吸収し炭素同化作用を営むので
大気中の存在量は約0.035%でほぼ一定です。

<製造方法>
主として石油及び石炭からの水素製造の際の副産物として回収
されます。回収した二酸化炭素を完全に脱硫、脱臭した後、
圧縮液化することによって液化二酸化炭素(炭酸ガス)が得ら
れます。

炭酸ガス
化学式 CO2
原子番号 -
分子量 44,01
空気との比重 1,52
密度(20℃、5.63MPa) 0.77kg/L

<用途>
食品:炭酸飲料のガス、鮮度保持に使用します。
化学:尿素・ソーダ灰(炭酸ソーダ)・炭酸マグネシウム
   などの製造用
溶接:アルゴンとともにシールドガスとして使用されます。
保安:助燃性のないことを利用した消火材