KOIKE ガス・関連機器低温関連製品

Lシリーズ (L70/L140/L280)

Lシリーズ液化・冷凍機は、液化及び冷凍能力を増加させる為の液体窒素予冷が使用できます。

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<説明>
トータルシステムで対応
小池酸素は、1976年にヘリウム液化機を販売して以来、多くの
大学・研究機関に種々のヘリウム液化機および関連装置を、
納入させていただいております。
納入にあたっては、さまざまなニーズに対応できる当社システ
ムエンジニアが、回収・精製・液化のリサイクルシステムの
設計・製作・据付けにあたり、トータルに行っております。
新たに開発された全自動制御のLシリーズ液化・冷凍機は圧縮
機と液体窒素予冷の有無を選択することによって幅広い液化
及び冷凍能力を提供します。
標準化されたLシリーズ液化・冷凍機は、液化及び冷凍能力を
増加させる為の液体窒素予冷が使用できます。
これにより、将来に亘って、お客様の要求に適合する高い
柔軟性を持ちます。

型式 L70 L140 L280
液化能力 ※1, ※2 (L/h) 14~29 34~50 76~115
(32~63) (71~108) (157~233)
概略寸法 ※3 φ(m) 1.2 1.3 1.6
L (m) 1.6 1.7 2
H (m) ※4 2.6 2.6 2.6
概略重量 ※3 (kg) 1500 2000 2200
※1 括弧内はLN2予冷使用時の能力です。
※2 液化能力の値は 50Hz、1MPa未満での値です。
※3 概略寸法・重量は液化機本体だけの寸法・重量です。
※4 高さはHeガス入口フランジまでの寸法です。

 <特徴>
高効率・小保守点検
非常にコンパクトで、シンプルな設計・製作です。その構成機器は、長年にわたって培われた高度な技術に基づいて設計されているため、信頼性が高く
フレキシビリティーにとんでいて、運転も容易です。さらに、装置の点検頻度が少なくてすむこと保守・保安が容易であることにより装置のランニング
コストも安くてすみます。Lシリーズ標準化で、メンテナンスが容易です。

高性能タービン
心臓部である膨張機には、リンデ社開発の高性能・動圧ガス軸受け方式"膨張タービン"を装備しており、タービンへのベアリングガスの供給は起動時の
数分を除いて必要としません。機械的な磨耗は全くなく、定期的な保守は不用です。旧来品より効率アップで、省エネです。タービンの構造はカート
リッジ式となっているため、取り付け・取り外しが簡単に行え、万一タービンが故障した場合も、予備のタービンカートリッジと短時間でスムーズに
交換できます。

全自動・内部精製器
不純ヘリウムガス精製のための全自動精製器を内蔵しています。これにより、空気濃度5%までの不純ヘリウムガスを使用しても、自動運転が可能です。
精製のための寒冷ガスは、プロセスガスの一部を使用するため、予冷用の液体窒素は不用です。精製/再生のサイクルを自動で行い再生時には精製時に
余剰ガスとして、中圧タンクに蓄えられたヘリウムガスを使用・運転するため、継続して液化運転が行えます。