水封式安全器

＜説明＞
ガス配管供給設備及びガスの集合装置の主管・分岐管供給での
大流量安全管理に不可欠な、ＭＫ型中圧水封安全器シリーズ
・ＭＫ型中圧水封安全器シリーズは仕様流量別に最小10N㎥/h
　から最大600N㎥/hまでの各機種を標準化しております。
　構造は水封式安全器構造規格に独自の機能を盛込み、安全な
　ガスの供給管理が行えます。

＜特徴＞
１．通常使用時の作動
　ガス供給元からの安全器通過は、自動閉支弁入口側から器内
　に入り、自動閉支弁、逆支弁を経て下部水室に放出され、
　水中を気泡となって上昇し、静圧室で水分を分離した上で、
　ガス取り出し口から使用配管内に供給されます。
２．ガス逆流時の作動
　配管からの逆流発生は、ガス取出し口側から静圧室に侵入、
　下部水室に圧力が加わることで逆支弁が作動して逆流ガスを
　閉止し、ガス及び水の逆流を阻止します。
３．逆火発生時の作動
　酸素と混合した可燃性ガスの逆火発生はエネルギーが大きく
　配管内を秒速2,000m以上の速さで戻り、容積の大きな部分
　で、秒速低下と共に爆発します。この爆発力は、初圧の
　50倍～60倍とたいへんな圧力になります。この逆火発生時は
　安全器の静圧室で爆発しその破壊圧力は下部水室、上部水室
　におおきな圧力として加わります、下部水室は水面で圧力を
　受けることで逆支弁が作動し上部水室は組み込まれている
　安全破裂板が爆発の衝撃を受けて破裂し、水と共に器外に
　噴出しその衝撃波の力で自動閉止弁のテコ、カムを作動させ
　て可燃性ガスの供給を遮断し生ガス流失を未然に防止しま
　す。